犬のキャリーバッグの洗い方・お手入れ
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愛犬が毎日のように入るキャリーバッグは、毛やよだれ、においがたまりやすいアイテムです。犬のキャリーバッグの洗い方は、素材と洗濯表示で決まります。丸洗いできるものもあれば、拭き取りだけにしたほうがよいものもあり、間違った洗い方をすると、型崩れや色落ちの原因になります。この記事では、洗う前の確認、日常の拭き取り、手洗いの手順、洗濯機を使うときの注意、乾かし方、粗相やにおいの対処までを、順番に解説します。ワンダーバッグの商品のうち、お手入れ方法を商品情報で確認できるものも紹介します。
編集部の
- 洗い方は、洗濯表示と商品の案内で決まる
- 拭き取り → 部分洗い → 手洗いの順に試し、陰干しで完全に乾かす
- 洗濯機や乾燥機は、表示で使えるとされているときだけにする
- 中にタオルを敷くなど、汚れをためない使い方でお手入れが楽になる
解説を読まずに先に商品を見る場合はこちら
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01
結論:洗う前に「洗濯表示」と「商品の案内」を見る

キャリーバッグのお手入れは、洗い方を決める前に、洗えるかどうかを確認することが出発点です。同じ布製でも、中に中綿や底板が入っているもの、ボアのように毛足のある素材、色落ちしやすい生地など、気をつける点が商品ごとに違います。
基本の流れは、次の4段階です。汚れの程度に合わせて、軽いほうから試していくと、生地を傷めにくくなります。
| 段階 | やること | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 1. 払う・拭く | 毛やほこりを払い、かたく絞った布で拭く | 毎回のお出かけのあと |
| 2. 部分洗い | 汚れた部分だけを、薄めた洗剤で押し洗いする | よだれ・食べこぼし・小さな汚れ |
| 3. 手洗い | 全体をぬるま湯で押し洗いし、すすぐ | においが気になる・全体が汚れたとき |
| 4. 洗濯機 | 洗濯表示で洗えるとされているときだけ | 表示で洗濯機が使えるもの |
そして、どの段階でもよく乾かすことが大切です。湿ったまま愛犬を入れたり、しまい込んだりすると、においやカビの原因になります。
⚠️ 皮膚の病気や感染症の疑いがある犬が使ったときや、体調がすぐれない犬のお手入れは、通常の洗い方で足りないことがあります。そのようなときは、獣医師に相談してください。
02
洗う前に確認すること:洗濯表示と商品の案内

洗濯表示は「上限」を示している
衣類やバッグなどの繊維製品の洗濯表示は、2016年12月1日から、新しいJIS(JIS L 0001)に沿った表示に変わりました。西宮市の案内によると、新しい表示は、旧JISのような「この方法で洗うのがよい」という指示ではなく、記号に示された条件、またはそれより弱い条件で処理するという上限の情報です。記号の種類は、22種類から41種類に増えています。
つまり、洗濯表示に「手洗い」とあれば、それより強い洗い方(洗濯機の強い水流など)は避ける、ということです。記号の一つひとつの意味は、消費者庁や経済産業省の早見表で確認できます。
キャリーバッグには、洗濯表示がない商品もある
キャリーバッグやスリングは、衣類と違って、洗濯表示のタグが付いていない商品もあります。その場合は、商品ページの「お手入れ」の欄や、同梱の案内を確認します。それでも分からないときは、販売元に問い合わせるのが確実です。
素材別の注意点
次の表は、一般的な注意点です。実際の洗い方は、必ず洗濯表示と商品の案内に従ってください。
| 素材・作り | 洗うときの注意 |
|---|---|
| キャンバス・綿 | 色落ちすることがあるので、濃い色は単独で洗う。縮みにも注意 |
| ポリエステル・ナイロン | 比較的扱いやすいが、洗濯表示で温度や洗濯機の可否を確認する |
| 中綿キルティング | 水を含むと乾きにくく、中綿が偏ることがある。押し洗いで、しっかり乾かす |
| ボア・起毛素材 | 毛足がつぶれやすい。強くこすらず、乾いてからブラシで整える |
| 底板・中敷き入り | 底板が取り外せるか確認する。取り外せないものは、全体を濡らさないほうがよい場合がある |
| メッシュ窓・ファスナー | ファスナーを閉じてから洗う。メッシュは引っかけないよう、ネットを使う |
03
日常のお手入れと、洗う頻度の目安

毎回丸洗いする必要はありません。使うたびに軽く手入れをして、汚れたときに洗うのが、生地を長持ちさせるコツです。
お出かけのあとに、毎回すること
- バッグの中の毛やほこりを、ブラシや粘着ローラーで取る
- 内側とストラップを、かたく絞った布で拭く
- ファスナーや底板を開けて、風通しのよい場所で湿気を飛ばす
- 使ったタオルやシートは、取り替えて洗う
洗う頻度の考え方
米国疾病対策センター(CDC)は、ペット用品全般の洗浄の目安として、ベッド、毛布、ケージ類は毎週、汚れているときやにおうときは、より頻繁に洗うとしています。これは、犬が長い時間を過ごす寝具やケージ類の例で、キャリーバッグそのものについて書かれたものではありません。
キャリーバッグは、中にいる時間が数十分から数時間の場合が多いので、毎週丸洗いする必要はありません。ただし、次のようなときは、早めに洗いましょう。
- おしっこや嘔吐で汚れたとき
- においが気になるようになったとき
- 雨や泥で汚れたとき
- 動物病院や、ほかの動物と接する場所に行ったあと
動物病院からの帰りなど、体調の悪い犬が使ったあとは、念入りに手入れをしておくと安心です。その犬の状態によっては、獣医師に消毒の方法を相談してください。
04
お手入れしやすさで見る、ワンダーバッグの商品4点

ワンダーバッグの商品のうち、商品情報で、お手入れの方法を確認できる4点を選びました。洗い方は商品ごとに違うので、お手入れの欄をそのまま載せています。価格は税込みの最安値で、対応体重は目安です。
PICK 01手洗いできる、顔出しのキャンバストート
犬 トートバッグ キャンバス 顔出し S/L 全2色
¥4,980〜(税込)
キャンバス生地のトート型で、顔を出せるキャリーです。商品情報には、「手洗いできます」とあります。キャンバス生地は、色落ちすることがあるので、洗うときは単独で、まず目立たない部分で試しましょう。S・Lの2サイズです。
- お手入れ
- 手洗いできます
- 対応体重
- S:〜4kg目安/L:〜7kg目安
- 素材
- キャンバス生地
- カラー
- グレー/イエロー
PICK 02手洗いできる、軽いキルティングのスリング
犬 スリング キルティング 抱っこバッグ 全6色
¥4,980〜(税込)
中綿キルティングのスリングです。商品情報には、「手洗いできます」とあります。中綿入りは、水を含むと乾きにくいので、押し洗いのあと、タオルで水分を吸わせて、風通しのよい日陰で、しっかり乾かしましょう。
- お手入れ
- 手洗いできます
- 対応体重
- 〜6kg目安
- 素材
- ポリエステル/中綿キルティング
- カラー
- アイボリー/カーキ/グレー/ホワイト/ブラック
PICK 03手洗いして、陰干しする、ボアのショルダーバッグ
犬 キャリーバッグ ボア 保温 ショルダー S/L 全2色
¥4,980〜(税込)
ふわふわのボア生地で包む、ショルダー型のキャリーバッグです。商品情報には、「手洗いできます。陰干ししてください。」とあります。毛足がつぶれないよう、強くこすらず、乾いたらブラシで整えましょう。S・Lの2サイズです。
- お手入れ
- 手洗いできます。陰干ししてください
- 対応体重
- S:〜4kg/L:〜7.5kg
- 素材
- ボア(ラムウール調)
- カラー
- グレー/ブラウン
PICK 04洗える、車でも使えるドライブボックス
犬 ドライブボックス キャリー兼用 洗える M/L 全4色
¥6,980〜(税込)
車のシートに置いて使える、ドライブボックスタイプのキャリーです。商品情報には、「洗えるので、お手入れがしやすい」とあります。洗い方の詳細は、商品の案内や洗濯表示を確認してください。M・Lの2サイズです。
- お手入れ
- 洗えます(洗い方は商品の案内を確認)
- 対応体重
- M:〜6kg/L:〜10kg
- 素材
- ポリエステル生地/PP綿
- カラー
- グレー/カーキ/ピンクほか
| 商品 | お手入れ | 対応体重 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| キャンバストート(顔出し) | 手洗いできます | S:〜4kg/L:〜7kg | ¥4,980〜 |
| キルティングのスリング | 手洗いできます | 〜6kg | ¥4,980〜 |
| ボアのショルダー型 | 手洗い・陰干し | S:〜4kg/L:〜7.5kg | ¥4,980〜 |
| ドライブボックス | 洗えます | M:〜6kg/L:〜10kg | ¥6,980〜 |
05
手洗いの手順:押し洗いが基本

洗濯表示や商品の案内で「手洗いできます」とされているものは、次の手順で洗います。強くこすらず、押して洗う「押し洗い」が基本です。
- 準備する:バッグの中を空にして、毛やごみを払う。ファスナーやマジックテープは閉じる。底板や中敷きが取り外せるなら、先に外す
- 洗い液をつくる:洗面器やシンクに、ぬるま湯と洗剤を入れる。温度は洗濯表示の上限を超えないようにする
- 色落ちを確かめる:目立たない部分を、洗い液を含ませた白い布で軽く押さえ、色がつかないか確認する
- 押し洗いする:バッグを浸して、手のひらで押したり、持ち上げたりして洗う。汚れの強い部分は、やわらかいブラシで軽くたたく
- すすぐ:水を替えて、洗剤が残らないようにすすぐ。洗剤が残ると、肌の弱い犬には刺激になることがある
- 水気を取る:絞らず、乾いたタオルで包んで押さえ、水分を吸わせる
洗剤は、染料や香料の入っていないもののほうが無難です。CDCは、敏感肌のペットには、染料や香料の入っていない洗剤がよい場合があるとしています。香りの強い柔軟剤や消臭剤は、犬が嫌がることもあるので、使う前に考えましょう。
手洗いの途中で気をつけること
- つけ置きは、色落ちの原因になることがあるので、長時間は避ける
- 漂白剤は、素材によっては使えない。使う前に洗濯表示を確認する
- 複数の洗剤や漂白剤を混ぜない。有毒なガスが出ることがある
06
洗濯機を使うときの注意と、乾燥機について

洗濯表示や商品の案内で、洗濯機が使えるとされているものだけ、洗濯機で洗えます。「手洗いできます」としか書かれていない商品は、洗濯機を避けたほうが安全です。
洗濯機で洗えるとき
- 洗濯ネットに入れる。形が崩れにくくなり、ファスナーなどの金属が生地を傷めにくい
- 弱い水流のコースを選ぶ
- ほかの洗濯物とは分けて、単独で洗う。色移りや引っかかりを防ぐ
- 脱水は短めにする。強い脱水は、型崩れや中綿の偏りの原因になる
- 洗剤の量は、少なめにして、すすぎをしっかり行う
乾燥機は、避けたほうが安心
乾燥機の熱や回転は、縮みや型崩れ、接着部分の傷みの原因になることがあります。洗濯表示で乾燥機が使えるとされていない限り、自然乾燥にするのが無難です。
洗えない・洗わないほうがよいもの
「洗濯機は使えません」「拭き取りのみ」と書かれた商品は、水に浸けず、かたく絞った布で拭いてください。底板が固定されているもの、革調の素材が使われているものも、全体を濡らさないほうが無難な場合があります。
07
乾かし方:陰干しと、型崩れを防ぐコツ

洗うこと以上に、乾かし方で仕上がりが変わります。次の点を守りましょう。
- 形を整える:手で形を整える。丸めたタオルを入れておくと、ふくらみを保ちやすい
- 陰干しにする:風通しのよい日陰で干す。直射日光は、色あせや生地の傷みの原因になる
- 広げて干す:ファスナーやポケットを開け、内側にも風が通るようにする
- 途中で向きを変える:中綿入りのものは、ときどき裏返したり向きを変えたりして、水分を逃がす
- 完全に乾かす:触って湿り気がないことを確認する。乾き切らないうちにしまうと、においやカビの原因になる
CDCも、消毒した用品は、完全に乾かしてからペットに使わせるよう案内しています。洗った場合も、同じ考え方で、完全に乾いてから愛犬を入れましょう。
ボア・起毛素材は、乾いたあとに整える
ボアなどの毛足のある素材は、乾いたあとに毛並みがつぶれて見えることがあります。やわらかいブラシで、毛並みに沿って軽く整えると、ふんわり感が戻りやすくなります。
冬の寒い時期のお出かけ後は、結露でバッグの内側が湿っていることがあります。そのまま閉まっておくと、においの原因になるので、帰宅後に風を通しておきましょう。
08
汚れ・においの対処法:場面別

汚れの種類によって、手早い対処が変わります。汚れたら、乾く前に対応するのが、いちばん落ちやすいタイミングです。
| 汚れ・困りごと | 対処のしかた |
|---|---|
| 毛・ほこり | ブラシや粘着ローラーで取る。ファスナーの溝は、小さなブラシで掃く |
| よだれ・食べこぼし | かたく絞った布で拭き、洗剤を薄めた水で部分洗いする。そのあと、水拭きで洗剤を取る |
| おしっこ | すぐに乾いたタオルで押さえて吸い取る。そのあと、洗剤を薄めた水で押し洗いし、よくすすぐ。乾いてから、においが残っていないか確認する |
| 嘔吐 | 固形物を取り除き、洗剤を薄めた水で部分洗いする。体調が心配なときは、獣医師に相談する |
| 泥・雨の汚れ | 乾いてから、ブラシで泥を落とす。そのあと、部分洗いか手洗いをする |
| 全体のにおい | 洗濯表示に従って洗い、陰干しで完全に乾かす。洗えない場合は、風通しのよい場所に置き、固く絞った布で拭く |
粗相をしたときは、においが残っていると、犬が同じ場所で繰り返すことがあります。洗ったあと、においが気になるようなら、もう一度洗うか、乾かす時間を長くとりましょう。
カフェなどで万が一の粗相をしたときの対応は、カフェ・飲食店で犬をキャリーに入れるときのマナーでも触れています。
「洗浄」と「消毒」は別のもの
CDCは、洗浄は石けんや洗剤で汚れと菌を物理的に落とすこと、消毒は薬剤で菌を殺すことと説明しています。そして、ほとんどのペット用品は、洗浄だけで足りるとされ、消毒は状況に応じた追加の手順です。
消毒用のスプレーなどを使う場合は、素材に使えるか、犬が舐めても安全かを、商品の表示で確認してください。使った後は、拭き取るか水で洗い流して、完全に乾かします。感染症にかかった犬が使ったバッグは、獣医師に、消毒の方法を相談しましょう。
09
お手入れが楽になる、使い方の工夫

汚れをためない工夫をしておくと、洗う回数を減らせます。洗うことより、汚しにくくすることを考えてみましょう。
- 中にタオルやシートを敷く:洗いやすい布を敷き、汚れたら取り替える
- 出かける前に、トイレを済ませておく:粗相のリスクが減る
- 濡れたら、すぐに拭く:雨の日は、帰宅後に水気を拭き取る
- 使わないときは、風通しのよい場所に置く:湿気がこもらないようにする
- 汚れが目立ちにくい色を選ぶ:汚れが気になる場合は、濃い色や柄のものも候補になる
お出かけの機会が多い場合は、キャリーに慣れる練習の段階でも、バッグの内側を清潔に保つことが大切です。慣らし方は、キャリー・リュックを嫌がる犬の慣らし方で、手順を詳しく解説しています。
スリングのお手入れや使い方は、犬のスリングの入れ方・使い方も参考にしてください。
10
よくある質問(FAQ)

犬のキャリーバッグは、洗濯機で洗えますか?
洗濯表示や商品の案内で「洗濯機が使える」とされているものだけ、洗えます。「手洗いできます」と書かれた商品は、洗濯機を避けたほうが安全です。洗濯機を使うときは、洗濯ネットに入れ、弱い水流で単独で洗い、脱水は短めにしましょう。
キャリーバッグは、どのくらいの頻度で洗えばいいですか?
決まった回数はありません。使うたびに毛を払って拭き、汚れたときや、においが気になったときに洗うのが目安です。米国疾病対策センター(CDC)は、ペット用品全般について、ベッドや毛布、ケージ類を毎週洗う例を示しています。キャリーバッグは、使う時間が短いので、毎週洗う必要はありません。
洗ったあと、乾燥機を使ってもいいですか?
洗濯表示で乾燥機が使えるとされていない限り、おすすめしません。熱や回転で、縮みや型崩れが起きることがあります。形を整えて、風通しのよい日陰で、完全に乾かしてください。
おしっこのにおいが取れません。どうすればいいですか?
早めに吸い取って、洗剤を薄めた水で押し洗いし、よくすすいで、完全に乾かします。乾いたあとも、においが残るようなら、もう一度洗います。素材が洗えないものの場合は、においが残りやすいので、使い続けるかどうかも考えましょう。
除菌スプレーや漂白剤を使ってもいいですか?
ほとんどの場合、洗浄で足りるとされています。使う場合は、洗濯表示で漂白剤が使えるか、素材に影響がないかを、確認してください。ほかの洗剤と混ぜず、使った後は、拭き取るか洗い流して、完全に乾かしてから、愛犬に使わせましょう。体調の悪い犬が使った場合は、獣医師に相談してください。
11
まとめ

犬のキャリーバッグの洗い方は、洗濯表示と商品の案内を確認し、拭き取り、部分洗い、手洗いの順に試し、陰干しで完全に乾かすのが基本です。洗濯機や乾燥機は、表示で使えるとされているときだけにしましょう。
汚れたらすぐに対処し、中にタオルを敷くなどして、汚れをためない工夫も大切です。体調の悪い犬が使ったバッグなど、通常の洗い方で不安があるときは、獣医師に相談してください。
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